たたかいのきろくとひびのぐち腎癌闘病記

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のこされたじかん
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前の日記からかなり経ってしまった。

病状の進行で…とゆーより薬の副作用(高熱)で、
体力が激落ちして、携帯を開くことはできても、文字打ちする気力がなかった。

それでも何とか解熱剤で体調コントロールして、
食事も少しずつ摂れるようになり、少しホッとしていた矢先。。。


先日、面会にきてた相方に何となく
「M先生(担当医)に、私の余命がどんくらいか聞いてない?」
と尋ねてみた。

相方は取り乱す様子もなく、
「脳の腫瘍をコントロールできたら、あと二ヶ月って…」
と教えてくれた。


にかげつ!


私の予想よりはるかに短い!

1月、とるものも取り敢えず緊急入院して、すぐに帰れると思ってた。
けど、そうはならず、三ヶ月近く入院生活が続いて、
家族と過ごせる大事な大事な時間を大幅に削られてきた。
だから、退院したら、相方と思い出話をいっぱいしたかったし、
ナノと心行くまで遊びたかったし、
死んでから相方が困らないよう、
自分の私物は自力で処分しようと決めて退院を心待ちにしていたのに…
それらを全部こなす時間は無いらしい。

まあ、がんの進行は気まぐれだし、先生に直接きいたらば、
「家族への告知は最短時間を言う」らしいから
二ヶ月てのは確定ではなくて、
それよりは長いかもだし、短いかもしれないけど…。

でも、ほんのわずかに希望は持ってて、秋くらいまでは!って頑張っていた。

…だから
話を聞いて、一瞬で心折れて、その場で大泣きしてしまった。

入院してからほぼ毎日、面会にきてくれて、
欲しいもの、見たいもの、読みたいもののほとんどを
叶えてくれてる相方に、これ以上精神的負担はかけたくなかったけど…

もう自分の感情を制御出来ないほど打ちのめされて、
相方が病棟にいる間中、手を握って何度もゴメンねと謝りながら、
ただ泣くばかりで、随分困らせてしまった。

できたら一晩中居てもらって昔の楽しい話もしたかったけれど
去り際に相手に抱き着いて (とゆーか、しがみついて)泣き続ける事しかできなかった。

こんな事なら、もっと早く自分の余命について知りたかった。

何も知らないまま、病棟でぼーっと過ごすより
ずっと有意義に時間を使えてたはず。

勿体ない事したなぁ。


私にもう少し時間があれば、相方にも友達にも恩返しできるのに。

このまま弱って死んでくしかない我が身が呪わしい。
| 15:48 | - | comments(2) |
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Comment








言ってよいのかずっと悩んでいたのですが、
手術は不可能なのでしょうか

悪性の脳腫瘍も手術してくれる病院、医者もいるようです

こうなったら費用・体力・移動手段などの現実的な問題は横に置き、メールや電話で、あらゆる病院に相談だけでも…。
脳腫瘍さえなんとかなれば、また先が見えてくるかもしれませんし

なにも知らないくせにこんな難しい事を軽々しく書き込んですみません。
posted by 小林 | 2010/04/13 12:46 AM |
旦那さんとこからちょくちょくのぞきに来ていました。
コメントは初めてです。

うちのばーさんも脳幹かどこか脳の深いところに腫瘍が出来て余命1ヶ月の宣告を受けてましたが、結局1年ばかし生きてました。

まぁ、ばーさんとじゃ進行具合が違うんで比べられるもんじゃないと思いますが参考までに。
posted by てろて | 2010/04/14 4:20 PM |
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